blog
ブログ
上尾市のフルリフォームの費用相場や期間・補助金などについて解説!
上尾市でフルリフォームやリノベーションを検討しているけど、どういったものがフルリフォームなのかわからない方もいるのではないでしょうか?また、リフォーム費用の相場を知って少しでも費用を抑えたいと考えていませんか?
- 建て替えと比べるとどっちがお得か知りたい
- 築古でもフルリフォームってできるの?
- フルリフォームで使える補助金ってあるの?
こういった悩みをもっている方もいると思います。
そこで今回の記事では、埼玉県上尾市でフルリフォームを検討している方にむけて、フルリフォームの費用相場や補助金・費用を抑える方法などについて解説していきます!ぜひ参考にしてみてください。
フルリフォームとは自宅を新しく作り直す工事のこと
フルリフォームをわかりやすく言うと、自宅を新しく作り直す工事のことで、住宅全体の改修によって古くなった箇所を新しいものに変えられます。
元からある柱などはそのまま使えるので、一から作り直す「建て替え」とは違って今の暮らしにあわせた改修が可能です。間取りを変えたり配線などの設備も変更できるため、自由度の高いリフォームと言えます。また、外壁の張り替えや耐震補強などもフルリフォームに含まれます。
フルリフォームの種類
一言でフルリフォームと言っても、リフォームの目的や方法に様々な種類があります。フルリフォームは、主に以下の4種類に分けられています。
- 表層リフォーム
- 内装リフォーム
- 外装リフォーム
- 内装+外装スケルトン
表層リフォーム
表層リフォームは、床や壁・天井のリフォームのことです。目で見える箇所をキレイにするので、フルリフォームの中では一番安く工事を行えます。
床や壁紙などを張り替えるだけで、自宅内のイメージが大きく変わることもあるそうです。キッチンやトイレ・洗面所・間取り変更などのリフォームは、表層リフォームには含まれません。
内装リフォーム
内装リフォームとは、建物の内部だけを解体して作り直す方法のことです。外壁をそのまま使いたいときや外壁の痛みが少ない場合に使われるとのこと。そのため、外壁などの解体は行わず、建物の中をリフォームします。
外装リフォーム
外装リフォームは外壁のみを解体する工事のことで、家の中には手を加えないリフォームになります。外部の損傷が激しいときや外壁塗装では解決できない損傷の状態で、外装スケルトンを行うことがあります。
内装・外装リフォーム
内装リフォームに加えて、外壁や屋根のリフォームも行う方法になります。見た目の改善だけでなく劣化を防ぐこともできて、建物自体の寿命を延ばすことにも繋がります。また、住宅周辺の環境が問題で建て替えや再建築ができないときに利用も可能です。
家全体の改装になるので、間取り変更の自由度は内装スケルトンより高いと言えます。ですが、内装と外装のリフォームを行うので、すべてのリフォーム方法の中では費用が一番かかってしまいます。
フルリフォームのメリット
フルリフォームは、今住んでいる住宅を利用して、生活の環境を大きく変えることができます。フルリフォームをすることで得られるメリットは以下の4つになります。
- 建て替えよりも工期が短い
- 建て替えに比べて費用を抑えられる
- 間取りが変更できる
- 再建築不可物件でも工事ができる
建て替えよりも工期が短い
フルリフォームは、建て替えに比べて工期が短いです。なぜなら、建て替えのようにゼロから作るわけではないからです。建て替えは基礎や柱などを作り直すため、リフォームより工期が長くなってしまいます。
フルリフォーム(戸建て)と建て替えの工期の目安は以下の通りになります。
- 戸建てのフルリフォーム:1カ月~7カ月
- 建て替え:6カ月~8カ月
短い期間で早く済ませたい方には、フルリフォームは魅力的な選択肢といえます。
建て替えよりも費用を抑えられる
建て替えに比べて、フルリフォームは費用を安く抑えることができます。理由としては、建て替えは、基礎や柱を作ることに加えて、住宅の解体作業も必要になるからです。また、廃材の処分の費用も加わるので思った以上に費用がかさんでしまいます。
フルリフォームでも解体や廃材の処理は行いますが、建て替えよりは小規模のため費用を抑えられます。
間取りが変更できる
フルリフォームは家族の状況や環境にあわせて、間取りを作り変えることができます。部分的なリフォームに比べて自由度が高く、壁や天井など全体的なリフォームも可能です。また、間取りの変更にあわせて配管などの変更も行えます。
再建築不可物件でも工事ができる
再建築不可物件とは、今ある建物を壊しても新しい家を建てられない物件のことです。接道義務(幅員4m以上の道路に2m以上接している道路)を満たしていないので、増改築などの大規模なリフォームは行えません。
フルリフォームをするには、建築確認申請が不要な範囲までにする必要があります。申請が不要な範囲は、以下のとおりになります。
- 防火地域・準防火地域以外で10平米以下の増築・改築
- 柱や壁などの主要構造部の1/2を超えない修繕・模様替え
リフォーム減税を受けられる
リフォーム減税とは、リフォームを行うことで税金の控除を受けられる制度のことです。多くの方はリフォーム時に、「所得税」と「固定資産税」の減額を受けられる可能性があります。また、条件によっては「贈与税」「登録免許税」「不動産取得税」も対象となります。
リフォームの所得税減額に関しては、以下の2種類に分けられます。ローンの利用年数によって、受けられる制度は変わってきます。
- リフォーム促進税制:ローンの利用に関わらず活用できる
- 住宅ローン減税:10年以上の住宅ローンの利用が対象
また、各種リフォームの減税を受けるには、以下の対象になるリフォーム工事を行う必要があります。
- 耐震リフォーム:耐震改修を行う工事
- バリアフリーリフォーム:手すりの取りつけなどのバリアフリー工事
- 省エネリフォーム:断熱材や太陽光パネルなどを設置
- 同居対応リフォーム:同居家族に対応するための工事
- 長期優良住宅化リフォーム:自宅の耐久性を高める工事
フルリフォームのデメリット
多くのメリットがあるフルリフォームですが、以下の4つのデメリットがあります。
- 建て替えより間取り変更が自由にできない
- 部分リフォームより費用が高い
- フルリフォーム中の仮住まいが必要になる。
- リフォームローンの金利が高い
建て替えより間取り変更が自由にできない
フルリフォームは自由度の高いリフォーム方法ですが、間取り変更を自由に行えるわけではありません。なぜなら、住宅の構造によっては希望した間取りに変えられないことがあるからです。
マンションでのフルリフォームの場合は、マンションの規約によってリフォームができる範囲が制限されることもあります。1から作る建て替えに比べると、自由度は低いと考えられます。
部分リフォームより費用が高い
部分リフォームは、自宅の一部を改修するリフォームのことです。たとえば、フローリングの張り替えなどが部分リフォームになります。
フルリフォームは、部分リフォームに比べて大規模な工事になるため費用が高くなってしまいます。自宅の一部を改修したい場合は、部分リフォームを検討してみましょう。
フルリフォーム中の仮住まいが必要になる
フルリフォームは解体作業も行うので、工事の期間が長くなってしまいます。大規模なものになれば、リフォームの期間中は、お客様ご自身の自宅に住むことができなくなります。
そのため、リフォーム中は仮住まいできる物件を探さないといけません。しかし、一般的な賃貸だと短期での契約は敬遠されてしまうらしく、仮住まいとして借りられる物件は少ないそうです。
リフォームローンの金利が高い
リフォームローンはリフォーム時に活用できるローンの1つで、費用が少額の場合に利用されることが多く、審査がとおりやすい特徴があります。
ですが、リフォームローンは住宅ローンに比べて金利が高めに設定されています。リフォームローンと住宅ローンの金利は以下のとおりです。
- リフォームローン:2.5%~5%
- 住宅ローン:0.5%~2.5%
住宅ローンは借り入れ期間が最大35年なのに対して、リフォームローンは1〜15年と短め。リフォームローンを組む際には、綿密な返済計画をたてる必要があります。
上尾市のフルリフォーム費用相場
フルリフォームの相場は、戸建てとマンションで大きく変わってきます。上尾市でのフルリフォームの費用相場は以下のとおりになります。
- 戸建てのフルリフォームの相場:約1000万~1200万円
- マンションのフルリフォームの相場:約500万~1000万円
住宅の広さやリフォームの内容によって費用は変わってくるので、相場よりも多くの費用がかかることもあります。
戸建てのフルリフォームの費用
戸建てのフルリフォームの相場は約1000万〜1200万円になっていますが、費用は築年数によっても変わってきます。なぜなら、古くなれば老朽化している箇所が多くなるからです。
古くなっている箇所が多ければ、修繕のために費用が高くなることもあります。築20年〜30年ほどたっていると、老朽化している箇所も増えてくるそうです。
また、マンションに比べてリフォームする面積が広いため、費用もかかるだけでなくリフォーム期間も長くなってしまいます。
マンションのフルリフォームの費用
マンションのフルリフォームは、戸建てに比べてリフォームする面積が小さいため、費用を安く抑えることができます。また、リフォームが終わるまでの期間も戸建てに比べて短くすみます。
費用の相場はおおよそ500万〜1000万円と言われていますが、間取り変更やトイレ・キッチンのグレードを上げたりすると、より多くの費用がかかってしまうことも考えられます。どの箇所を優先的にリフォームするのかを検討しておくと、費用を安く抑えることに繋がりますよ。
フルリフォームの期間
フルリフォームの期間は、建物の大きさや構造・リフォーム内容などによって大きく変わってきます。また、リフォーム全体の期間には、設計を行う期間も含まれています。設計の期間もあわせると、全体の期間は以下のとおりになります。
- 戸建てのリフォーム期間:3~7カ月
- マンションのリフォーム:3~6カ月
戸建てのフルリフォーム期間
戸建てのフルリフォームの期間と設計期間をわけると以下のとおりになります。
- リフォーム期間:1~4カ月ほど
- 設計期間:2~3カ月ほど
戸建てのフルリフォームはマンションに比べて規模が大きく、リフォームの期間も長くなります。また、建物だけでなく、庭などのリフォームを行うとさらに長くなってしまいます。
マンションのフルリフォーム期間
マンションのフルリフォームの期間と設計期間をわけると以下のとおりになります。
- リフォーム期間:1~3カ月ほど
- 設計期間:2~3カ月ほど
マンションのフルリフォームは戸建てに比べて規模は小さくなります。そのため、リフォーム期間は短くなることが多いです。ですが、マンションのフルリフォームを行うには、マンションの管理組合への申請が必要になります。リフォームの内容によっては、工事が制限されることも考えられます。
フルリフォームで間取り変更するときのポイント
フルリフォームを検討している中で、間取り変更を考えている方も多いのではないでしょうか?間取り変更をするときのポイントは以下の2点になります。
- ライフスタイルにあわせた間取りに変える
- 採光と冷暖房の効率を考える
ライフスタイルに合わせた間取りに変える
お子さんや祖父母などのご家族で一緒に住む方もいれば、夫婦2人暮らしなど人によってライフスタイルは様々。お子さんが生まれたり大きくなったりすると、生活の環境は大きく変わると思われます。間取りを変更するときは、今の状況だけでなく未来の状況にあわせた環境作りも大切です。
また、自宅内の動線を変えると、移動や家事もスムーズになります。ですが、間取り変更が大規模になると費用が高くなるので、検討するときには注意が必要です。
採光と冷暖房の効率を考える
採光とは屋内に入ってくる光のことで、日当たりがよくなると開放感が増して、気持ちのよい空間作りに繋がります。また、断熱材などを使うことで冷暖房の対策にもなり、快適な生活をおくることも可能です。
ですが、間取りの変更では、壁だけでなく窓の位置に注意が必要です。なぜなら、設置する場所によっては、日当たりが悪くなり暗くなってしまうことが考えられるからです。また、壁や窓の位置だけでなく、大きさも考える必要があります。
築古物件でもフルリフォームはできる
築古物件は、建てられて年数は20〜30年ほど経過した物件のことを言います。築古物件のフルリフォームは、「築古の中古物件を買って自分好みにカスタマイズしたい」「住み慣れた家でもっと快適に暮らしたい」と考えている方におすすめと言えます。
ですが、築年数が20年以上経過している物件だと、老朽化が進んでいる場合もあります。老朽化の主な例は以下のとおりになります。
- 雨漏りの発生
- シロアリによる被害
- 耐震性や断熱性に問題がある
状態によっては補修が必要になり、予算以上の費用がかかってしまうことも考えられます。
フルリフォームの注意点
様々なメリットのあるフルリフォームですが、注意しないといけないことがあります。フルリフォームでの注意点は以下の2つがあります。
- フルリフォームで間取り変更ができないことがある
- マンションのリフォームは管理組合の申請が必要
フルリフォームで間取り変更ができない場合がある
フルリフォームでの間取り変更は、既存の住宅をそのまま利用するので、柱などの骨組みは残して工事を行います。
全面的に解体するわけではないので、間取り変更にも限界があります。建物を支えるのに必要な箇所もあるので、邪魔だからといってすべてを撤去することはできません。
フルリフォームで間取り変更を考えている方は、リフォーム業者に希望する間取り変更が可能なのか相談をしてみましょう。
マンションのリフォームは管理組合の申請が必要
マンションの管理組合は、マンションの維持や管理を行う組織のことです。たとえば、共同スペースの清掃やエレベーターの点検などになります。
リフォームをするには、マンションで決められたルールである「管理規約」に従わないといけません。リフォームの内容によっては、管理規約で行えない可能性もあります。
また、リフォーム工事を行うには、必要書類を揃えて管理組合に申請します。申請に使う書類は、主に以下の4つになります。
- 工事の申請書
- 設計図
- 仕様書
- 工程表
管理組合に申請書類を提出して審査が通れば、マンションでのリフォームを始めることができます。
上尾市のフルリフォームで費用を抑える方法
フルリフォームで費用を抑えるには、以下の4つのポイントに注目していきましょう。
- フルリフォームの相見積もりをする
- フルリフォームで使える補助金を利用する
- ローンを活用する
- リフォームの減税制度を利用する
フルリフォームの相見積もりをする
フルリフォームの依頼や相談をする際には、複数の業者から相見積もりを行いましょう。なぜなら、他社の見積もり金額を知ることで相場を把握できるからです。相場がわかれば、後悔のないリフォームを依頼することに繋がります。
また、相談中の対応も比較ができるので、信頼できる業者なのか判断する材料にもなります。ですが、複数の業者と見積もりを行うと、多くの時間と手間がかかってしまいます。依頼する業者は3社ほどにおさえると判断がしやすくなります。
フルリフォームの補助金を利用する
フルリフォームは、一定の条件を満たすことで補助金の活用ができます。条件や制度によって補助額は変わるらしく、最大で200万円ほどもらえる場合もあります。
フルリフォームを検討する際には、計画しているリフォーム内容で補助金を使えるかどうか調べておくことをおすすめします。
ローンを活用する
まとまったお金がすぐに用意できない場合は、住宅ローン・リフォームローンを活用することで初期費用を抑えることに繋がります。ローンの内容によって、借り入れ期間や金額・金利が変わってくるので、計画的な返済プランを立てていく必要があります。
住宅ローン
住宅ローンは、フルリフォームのような大規模なリフォーム工事を行った際に使うことができます。住宅ローンの金利は0.5〜2.5%とリフォームローンの2.5%〜5%の金利に比べて、低めに設定されています。また、借り入れ可能金額は500万円〜1億円ほどと幅広く、最長で35年間の借り入れ期間を設定できます。
ですが、住宅ローンの審査は厳しく、ローンを組む際には安定的かつ継続的な収入を求められます。ローンの返済金額は高額になりやすいため、自身の生活状況にあわせた返済計画をたてる必要があります。
リフォームローン
リフォームローンは住宅ローンに比べて金利が高めですが、審査が厳しくなくすぐに借り入れができる場合もあります。また、リフォームローンは主に以下の2種類に分けられます。
- 無担保型のリフォームローン
- 有担保型のリフォームローン
無担保型のリフォームローンは、自宅などを担保に入れないため、審査は厳しくなく借り入れもすぐに行えるそうです。借り入れ金額は50万円〜500万円ほどで、返済期間は10〜15年ほどと言われています。
有担保型のリフォームローンは、自宅などを担保に入れるかわりに、無担保型と比べて借り入れ金額は多くなります。およそ500万〜5000万円と言われています。返済期間は最長で35年ほど。ローンが返済できないと、担保を失うリスクもあるので注意が必要です。
リフォームの減税制度を利用する
リフォーム減税はローンを使っていなくても利用できる減税制度のことです。対象のリフォーム内容であれば、以下の5種類の税金が減額される場合があります。
- 所得税
- 固定資産税
- 贈与税
- 登録免許税
- 不動産取得税
所得税
所得税は、「住宅ローン減税」と「リフォーム促進税制」の2種類に分けられています。
住宅ローン減税は、住宅ローンを10年以上の場合に適用されます。控除期間は10年間で、最大控除額は140万円になります。対象の工事でないと、住宅ローン減税を受けることができません。控除の対象となる工事は以下のとおりです。
- 耐震リフォーム
- バリアフリーリフォーム
- 省エネリフォーム
- 同居対応リフォーム
- 長期優良住宅化リフォーム
リフォーム促進税制は、リフォームローンの利用にかかわらず使える減税制度です。控除の期間は1年間のみで、最大控除額は105万円になります。
注意点として、減税の対象になる工事費用はリフォームにかかった費用ではなく、国土交通省が定めた金額から決まります。減税を受けられる対象の工事と工事費用の額は以下のとおりになります。
- 耐震リフォーム:250万円
- バリアフリーリフォーム:200万円
- 省エネリフォーム:250万~300万円
- 同居対応リフォーム:250万円
- 長期優良住宅化リフォーム:250万~600万円
固定資産税
固定資産税は、持っている土地や建物などの資産にかかる税金のことです。条件をみたすリフォームを行ってから、3カ月以内に申請すると1年間だけ固定資産税の減額を受けられます。また、所得税との併用も可能です。対象になる工事と軽減額は以下のとおりになります。
- 耐震リフォーム:固定資産税額1/2
- バリアフリーリフォーム:固定資産税額1/3
- 省エネリフォーム:固定資産税額1/3
- 長期優良住宅リフォーム:固定資産税額1/3
贈与税
贈与税は、110万円以上の金額を贈与されたときに発生する税金です。満18歳以上の方が親や祖父母からリフォーム資金を贈与されたときに、500万〜1000万円までが非課税の対象となります。
登録免許税
土地や中古住宅を購入したら、所有していることを証明するために法務局の登記簿へ登録を行います。登録時にかかる税金を登録免許税と言います。一定のリフォーム工事を行った住宅を購入・居住し、1年以内に登記を受けたら、家屋所有権の移転登記による登録免許税率が軽減されます。
不動産取得税
不動産取得税は、不動産の取得に対して発生する税金のことです。既存住宅を購入したときに、耐震改修工事など条件をみたすリフォームを行ったら、不動産取得税が軽減されることがあります。また、築年数によって控除額は変わってきます。
上尾市のフルリフォームで使える補助金
リフォームを行うと、国や自治体に申請をすることで補助金をもらえることがあります。ですが、すべてのリフォームで補助制度を使えるわけではありません。なぜなら、対象のリフォームでないと補助金を受け取ることはできないからです。
また、補助金には期限や予算が決められているので、早めに申請しないといけません。現在、上尾市のフルリフォームで使える補助金は以下の6種類になります。(中には内容が変更しているものや、募集が終了しているものもあるので、補助金や助成金の詳しい内容、一覧情報に関しては、国や埼玉県、上尾市のホームページをご覧ください。)
- 子育てエコホーム支援事業
- 先進的窓リノベ2024年事業
- 給湯省エネ2024年事業
- 賃貸集合給湯省エネ2024年事業
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 住宅・建築物省エネ改修推進事業
子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業は、主に子育て世帯や若者夫婦世帯が対象で、住宅の省エネ化を支援してくれる制度になります。また、子育て世帯以外でも補助を受けることが可能です。対象別の補助額は以下のとおりです。
- 子育て世帯または若者夫婦世帯:上限30万~60万円/戸
- その他の世帯:上限20万円~30万円/戸
先進的窓リノベ2024年事業
先進的窓リノベ2024年事業は、断熱窓へのリフォームをしたときに利用できる制度です。補助金額は、一戸あたり5万〜200万円ほどと幅が広いです。補助の対象となる工事は以下の4種類になります。
- ガラス交換
- 内窓設置
- 外窓設置
- ドア交換
窓のリフォームだけでなく、ドアの交換も補助の対象になります。ですが、ドア交換の補助を受けるには、他の窓の工事と同じ契約で一緒に申請する必要があります。
給湯省エネ2024年事業
給湯性根2024年事業は、高効率給湯器の導入を支援する補助制度です。すべての給湯器が対象ではなく、補助を受けるには対象となる給湯機でないといけません。対象となる給湯器と補助額は以下のとおりです。
- エコキュート:8万円/台
- ハイブリッド給湯器:10万円/台
- エネファーム:18万円/台
対象になる給湯器によっては条件を満たすことで、2〜5万円ほどの費用が加算されることもあります。
賃貸集合給湯省エネ2024年事業
マンションや賃貸住戸を対象とした制度で、小型の省エネ給湯器の導入を支援してくれます。補助を受けられる給湯器は限られていて、追い炊き機能の有無で補助額は変わってきます。対象の給湯器と補助額は以下のとおりになります。
- エコジョーズ:5~7万円/台
- エコフィール:5~7万円/台
長期優良住宅化リフォーム推進事業
リフォームを行う戸建てやマンションが対象になる補助制度で、住宅の長寿命化や省エネ化・子育て世帯向けの改修の支援を行います。事務所や店舗などは対象外となります。補助の限度額は80万円/戸で、長期優良住宅の認定を受けていると160万円/戸まで増額されます。
補助の対象となる工事は、以下の4種類になります。
- 性能向上リフォーム工事
- 三世代同居対応改修工事
- 子育て世帯向け改修工事
- 防災性の向上やレジリエンス性の向上改修
補助を受けるには、リフォーム工事前の現地調査を行い、リフォーム履歴と維持保全計画を作成します。また、リフォーム後に一定の性能基準を満たしていることが必要です。
住宅・建築物省エネ推進事業
住宅や建築物のカーボンニュートラルの実現にむけて、国と地方自治体が既存住宅の省エネ改修を支援する制度になります。対象になる工事は以下のとおりになります。
- 省エネ基準適合レベルの改修工事
- ZEH、ZEBレベルへの省エネ改修工事
ZEHは一般的な住宅の省エネ対策、ZEBはビルや学校などの建物の省エネのことです。住宅改修工事の場合、内容に補助額が変わってきます
- 省エネ基準適合レベル:30万円/戸(補助対象費用の4割が限度)
- ZEHレベル:70万円/戸(補助対象費用の8割が限度)
フルリフォームで減税の対象になる工事
フルリフォームで減税を受けるには、対象の工事でないといけません。減税の対象になる工事は、以下の5種類になります。
- 耐震リフォーム
- バリアフリーリフォーム
- 省エネリフォーム
- 同居対応リフォーム
- 長期優良住宅リフォーム
耐震リフォーム
耐震リフォームは現行の耐震基準にあわせたリフォーム工事のことで、昭和56年5月31日以前に建てられた住宅が対象になります。また、リフォームを行う住宅に居住することも必要な条件になります。
バリアフリーリフォーム
一定のバリアフリーリフォームを行うと、リフォーム減税を受けることができます。以下の8種類が主な対象です。
- 通路などの拡幅
- 階段の勾配の緩和
- 浴室の改良
- トイレの改良
- 手すりの取りつけ
- 段差の解消
- 出入口の改良
- 滑りにくい床材への取替え
これらの条件にあわせて、要介護・要支援の認定を受けている人や高齢者などが居住している必要があります。
省エネリフォーム
断熱材などを使った省エネリフォームが対象で、「窓の断熱工事」「床・天井・壁の断熱工事」「太陽光発電設備の設置」などがあります。
注意点として、省エネリフォームの減税を適用するには、窓の断熱工事が必須になります。
同居対応リフォーム
同居対応リフォームはわかりやすく言うと、親・子ども・孫の三世代同居を目的としたリフォームのことです。対象となるリフォームは以下の4種類になります。
- 調理室
- 浴室
- トイレ
- 玄関
上記以外にも、ミニキッチンや浴槽がないシャワー専用の浴室も対象となります。
長期優良住宅化リフォーム
住宅の耐久性を高めるリフォームのことで、「浴室や脱衣所の防水性を高める工事」や「外壁を通気構造等とする工事」「土台の防腐または防蟻のために行う工事」などの11種類が対象になります。
木造・鉄骨・鉄筋コンクリートによって対象になる工事が変わるので、お住まいの住宅の構造を把握しておく必要があります。また、リフォーム減税を受けるには、リフォーム後の住宅が長期優良住宅の認定を受ける必要があります。認定を受けるには、住宅の現地調査を行わないといけません。
上尾市のフルリフォーム事例
ここからは、上尾市のフルリフォームの事例を紹介していきます。
平屋をフルリフォーム
https://renove.hirota-co.com/gallery/669.html
- 施工エリア:桶川市
こちらの物件はご両親から引き継いだ思い出のある平屋だそうで、ミニマムな家にしたいというご要望がありました。間取りは2LDKなのですが、1つ1つの部屋が区切られているため使いづらいとのこと。そのため、LDKと和室を一体化して広々したリビングに仕上げることにしました。
屋根の勾配を活かして、リモートの作業がはかどりそうなロフトを作成しました。ロフト下の大収納のオープンクローゼットは、まるでショップのような見た目になっています。玄関ホールは奥様のアイデアを活かして、限られた空間で広く見せる工夫が施されています。
中古住宅をフルリフォーム
https://renove.hirota-co.com/gallery/630.html
- 施工エリア:上尾市
和室とリビング・キッチンが分かれている物件で、廊下は暗く無駄なスペースがあるとのこと。家事を楽にしたいというご要望があり、LDKを一体化することで明るい広々としたリビングになりました。
階段はリビング階段になっているので、廊下がなくなっています。洗面ランドリー室につながるおしゃれなバーンドア(レールのついた引き戸)のおかげで、移動も楽に行えるようになりました。
キッチン横にあるR開口のパントリーもおかげで、収納に困ることがなくなりました。キッチンまわりをいつでもスッキリした見た目にすることができます。
日が入らない家をフルリフォーム
https://renove.hirota-co.com/gallery/614.html
- 施工エリア:上尾市
今回の物件は、閑散な住宅街なのですが隣の家との距離が狭いため、1階にほとんど陽が入ってこないとのこと。そんな思いから、2階に生活基盤を移動させた思いきった作りになりました。
もともとの生活基盤となっていた1階は、可動棚がついたSIC(シューズインクローゼット)やリモート室・WIC(ウォークインクローゼット)に改装しました。
2階にあるキッチンは横長の動線と繋がっているため、広々とした空間となっています。リビングはゆったりとした空間に仕上がっているため、ご家族の皆さんが安心して過ごすことができます。
バイクガレージをフルリフォーム
https://renove.hirota-co.com/gallery/594.html
「新しいバイクを買うなら雨ざらしにしたくない!」というご主人の思いと奥さまのご要望もあわせて、バイクガレージのフルリフォームを行った物件になります。
リフォーム前は玄関が真ん中にあり、左側には使い道に困っていた和室がありました。そこで、今回は使い道に困っていた和室をビルインガレージに仕上げることとなりました。
階段をLDKに設けることでオープン階段となり、キッチンから洗面所までの移動が一直線となりました。
マンションをフルリフォーム
https://renove.hirota-co.com/gallery/651.html
- 施工エリア:上尾市
こちらの物件は上尾市内のマンションで、暮らし始めてから6年が経過しているとのこと。6年の間にご家族も増え、生活スタイルが変わったためリフォームを考え始めたそうです。
リビングは広いのですが、キッチンからの死角によってお子さまの様子が見えなくなるとのこ。「子どもに目が届く間取りにしたい」というご要望から、キッチンをリビング全体が見えるところに配置しました。
キッチン横から洗面スペースとランドリーに行けるようになっているため、家事のストレスを減らすことに繋がっています。
まとめ
今回の記事では、上尾市でフルリフォームを検討されている方にむけて、フルリフォームの詳細について解説していきました。本気の内容をまとめると以下のとおりになります。
- フルリフォームは建て替えに比べて費用を抑えることができる
- 築古物件でもフルリフォームを行える
- フルリフォームでは住宅ローンを使えることがある
- リフォームローンは金利が高く、借入期間は短い
- リフォーム内容によって所得税や固定資産税などの減税を受けられる
- フルリフォームでは補助金を利用することができる
- 補助金を活用するには、対象のリフォーム工事の必要がある
- 補助金は予算や期限が決められているので早めの申請が必要
フルリフォームを行うことで、住み慣れた町を離れることなく、より良い生活環境を手に入れることに繋がります。ですが、フルリフォームは通常のリフォームに比べて費用が高くなってしまいます。リフォーム減税や補助金を利用することで、費用を抑えることにも繋がりますよ。
ヒロタは、フルリフォーム、リノベーションもできるリフォーム会社です。工事や家づくりに関するお問い合わせはお気軽にご相談ください。ぜひこの記事を参考にしてリフォームをすすめていただければと思います。